MATRIX RELAODED

今日の一枚

映画でも見たんだけどね…。間違ってDVD買っちゃった(笑泣)。映画で見た時は格闘ばかりでストーリーが好きになれなかったんだけど、改めて見るとまたちょっと違うね。理解が深くなると映画の言わんとすることが読めてくる。なによりエンドロールの後にある3作目の予告を映画では見逃したのでそれだけでも嬉しい。
この作品(以下リローデッド)では2つの衝撃的事実が明かされる。それはZIONや救世主の存在を含めたすべてがシステムの予定通りの展開であることだ。つまりネオはシステムに”導かれて”行動していたことになる。もう一つはZIONや救世主は六代目であることだ。その中でシステムの改善が施されていったのだろう。しかし、アーキテクトの話を聞く限りネオには今までの救世主とは違う属性があるらしいのだ。今までの救世主は人類に対して愛を抱いた。それに対してネオは人を愛した(もちろんトリニティのことだ)。つまり、機械にとってはネオの属性は初の試みであり、予想外の展開があり得る。このようなシステムについての話がリローデッドで明らかになる。これは非常に楽しめた。しかし、個人的に絶対に許せない点がある。

  • ネオが現実世界で力を発揮する
  • 最後 [to be continued]

これらの点だ。マトリックスは微妙なリアルさが好きだった。もしかしたらこういう事もあり得るのかもしれない。そんな事を思わせてくれるのが好きだった。それなのに現実世界で力を発揮してしまったらリアルさが打ち崩れる。これは3作目での展開によっては許せるかもしれないが…。そして最後の to be continued は何なのだ。あれではB級ドラマだ。映画館で見た時はあまりの腹立たしさにすぐに帰ってしまった(そして3作目の予告を見逃した)。
そうそう、トリニティのハッキングシーンを改めて見たが、展開速過ぎるぞ。もしもあのサーバに SSH の該当するバージョンがインストールされていなかったら(そして普通はされていないだろう)、ネオは死んでいただろう。そして、なんで都合良くnmapとsshnuke*1が用意されてるのだ。

*1:ssh用のExploit