読了 

欺術 ケビン・ミトニック ISBN:479732158X
有名なハッカーであるケビン・ミトニックによるソーシャルエンジニアリングの手口と対策だ。とはいったもののこんな方法で攻められたら重要な情報を相手に渡してしまう確率は高いのではないだろうか。いや、もしかしたら気付いていないだけでどこかのソーシャルエンジニアに情報を与えてるかもしれない。疑い出せば切りがない。あなたは昨日の電話の相手が誰だか本当に把握しているだろうか。そんな堂々回りをさせてくれる書籍だ。
単純に読み物としてはおもしろいのだが、最後の第四部(100ページほど)は対ソーシャルエンジニアリング用の企業ポリシー、セキュリティポリシーの箇条書きだ。その内容は当たり前な内容であり、ゆっくり読んで面白いものではない。もし、企業のセキュリティの為ならば読む価値は有るが読み物として読みたいならば最後の第4部は流し読み決定だ。