読了

【狙われるコンピュータ ISBN:4140085142
文章全体が支離滅裂な気がするのは気のせいだろうか。全体的に攻撃方法の解説があるわけでも、防御方法の解説があるわけでもない(どちらも少しずつあるが、いわゆる興味をそそられなかった)。アングラ掲示板についての話がだいぶ書いてあったが、量の割には内容は薄い。

UNIXという考え方 著:Mike=Gancarz ISBN:4274064069
UNIXの目標としている思想について書かれた本。『プログラムは小さくあるべきだ』『よけいな対話式プログラムは良くない』等の思想とその理由が列挙されている。内容的には読みやすく、UNIXに対して認識を再確認出来るかもしれない。もともと文章量は多くないのだが、それでも同じ内容の繰り返しが多い。いっその事もっと短くしてしまうのも良いと思うのだが。
とにかく良書なので、自信を持ってお勧めする。

【FBIが恐れたハッカー(上) ISBN:4794207263
ご存じケビン=ミトニックについての本である。他のケビン本と比べて特別すばらしいという点は余り無い。あえて良い点をあげるなら上下に別れているだけあって描写が細かいということだろう。ケビンと周辺人物の心境にも触れられているもののフィクションっぽく見えてしまう。