楽勝な割高な仕事

知り合いの会社にプログラムの作成を依頼された。完成させれば5万円。1人で開発しても良いし、誰かに手伝ってもらってもいいが、5万円を適当に分けろとのこと。詳しい仕様はここでは言えないが、これだけは断言する『幅優先探索を実装できるプログラマなら分単為で作れる』。

いろいろ小難しく説明されたが、結局は入力ファイルを木構造と見なして、幅優先探索しながら値を計算するだけ。実装にかかった時間は45分だったので、時給でいえば66666円。

あまりの気まずさに社長さんに『こんなことで5万円も貰えないので、1万円でいいです』と言ったが、社長さんに『時間に対する対価ではなくて、技術に対する対価だからいいんだよ』とのこと。『いや、技術的にしても5万円も…』と言いかかったが、ありがたく頂くことにした。

なにやらこの一件が会社的には大きな利益に繋がるらしいことを後で知ったので、まぁ、良いだろう。