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昨日読了した『フェルマーの最終定理…』で書いてあった間違った計算の過程がちょっと面白かったので紹介。
単純な命題からはじめる
- a=b
両辺に a を掛ける
- a2 = ab
両辺に a2-2abを加える
- a2+a2 - 2ab = ab+a2 - 2ab
両辺をまとめると
- 2(a2 - ab) = a2 - ab
両辺を a2 - abで割ると
- 2 = 1
どうでしょう?面白くないですか?これは最終ステップでの a2 - ab で割るというステップが駄目なんです。ここでa = bからスタートしています。この命題とa2 - abを見比べてみて下さい。そうです。
a2 - ab = 0
になるんですね。だから 0 で割るというステップは矛盾を起こしてしまうんです。面白くないですか?そうですか。