CCCD

あちこちで騒がれているCCCDですが、CCCDについて総合的な情報を扱うサイトがあったのでここでメモしておきます。
CCCD Channel - http://www.muplus.net/cccd/
このサイトはもともとCCCD反対派としてのサイトだったようですが、今ではあえて中立に立つことでこのサイト自体を議論の場としているようです(『CCCD Channel の在り方』参照)。

是非見てほしいのは各社の対応表です。記載されているすべての会社がMacでは『再生不可』としているのには驚きました。もはや Mac ユーザはリスナーとして切り捨てたということでしょうか*1。大量の音楽を管理し、生活により密着させる為に MaciPod の組み合わせを大変気に入っているのですが、完全に否定されてようです。

さらに驚いた事があります。前述のサイトのFAQを見て始めて知ったのですが、CCCD というのは『規格』ではないのです。ということはコピーコントロールCDという名の CD とは別種の媒体であるといえます。大げさに言ってしまえばCDプレイヤーで聞けるのは偶然であり、実際は CCCD プレイヤー*2が必要だという事です。FAQでも書いてありますが、CD プレイヤーで聞けば当然プレイヤーには負担がかかります。もちろん CCCD プレイヤー以外での使用なのでメーカーの保証は有りません*3

なによりも悲しいのは楽に音楽を楽しめない事です。自分の友人に「このバンドかっこいいから聞いてみてよ」とCDからダビングした MD をあげたりして、「いいねぇ」などと言ってもらえるとなぜか自分の事の様に嬉しくなる。こんなことでもやっぱり犯罪になるんでしょうか。やっぱりアーティストの方々はお金をどれだけ貰えるか(何枚売れるか)が自分の価値だと思っているのでしょうか。アマチュアのころもそうだったのでしょうか。もちろんプロである以上はお金を稼ぐ必要は有りますが、それだけでいいのでしょうか。

最後は急に感情論になってしまいましたが、純粋に思った事です。考えてみるのも悪くないと思います。

*1:とはいえ聞けなかった事がないのだが

*2:まだ存在しないはず

*3:このような理由で有るとは書かれていませんが、行間からそう感じました。多少飛躍が有るのは認めます