昨日の『朝まで生テレビ』 - 日本は自衛隊派遣をすべきか否か

今朝早朝にやっていた『朝まで生テレビ』で日本が自衛隊派遣をすべきか否かを討論していた。その中で視聴者からの意見の紹介があったのだが、その意見の最上位が『犠牲者が出るから』である事に驚いてしまった。

まず、言っておくと私は自衛隊派遣はすべきだと考えている(以下、賛成派とする)。しかし、派遣すべきでないとする側(以下、反対派とする)の意見も分からないでも無い。それは憲法上の問題などを見渡した時、簡単には派遣できない状態にあるからだ。あくまで憲法上の問題であって、『犠牲者が出るから』ではないはずだ。賛成派の一人*1がそのこと言おうとした時に(理由は忘れたが)邪魔が入り何も言えずに終わってしまったのを大変残念に思う。

『犠牲者がでるから』と意見したのは恐らく感情論に押されての事だと思う。むしろそうであってほしい。まず、今回のアメリカの行動は戦争ではなく、警察活動の延長だ。つまり悪人がいて、被害者が出て、それを逮捕する。そこに日本の力が必要になるから力を貸す。至極当然だ。アメリカに力を貸す大義名分も十分にある。しかし、それ以前に自己防衛と為の派遣でもある。日本が狙われない保証がどこにあるというのだ*2。それこそ東京がテロに有った時『犠牲者がでるから』派遣すべきでないとした人が犠牲者になっているのだ。しかもこの場合はぬるい平和に浸かっている一般人が狙われるのだから被害の大きさは目に見えている。

国家を超えた犯罪に国家を超えた対応をする。これが当然だと考えていたのだが、一般的には違うようだ。

*1:名前を失念したが、オールバックの政治家だったと思う

*2:すでにメールによる脅迫は来ている