読了

ISBN:4121011597 「超」整理法

読んだ後にこれを書くと嘘っぽく聞こえてしまうのが恐いのだが、私はここに書かれている整理法のほとんどを既に実践していたりする。ただし、それを整理法として認識して実践していたのではなく、何気なくそうなっただけだったので再認識という意味で凄い為になった。

その整理法を一部紹介しよう。一つ目は『押出しファイリング』だ。これは書類等を種類や分野で分類する『図書館式』にしまうのではなく、常に使ったものを本棚の一番左側に入れていく方法だ。頭の中で試すと分かるが左側の方は最近使った書類があり、右に行けば行くほど長い間使っていない書類になる。これによりいらない書類を判断するのに役に立つ。そして、人間は「図書館式」ではなく「時系列」的な記憶の方が強いので、探すときも予想以上に探しやすい。

上と同様の理由で思い付いたアイディアを記録する際にも分野等で分類せずに思い付いた順番にノートに書いて行く時系列方式にする。つまるところ、ほとんど全てのものを時系列で並べるのだ。この方法は私からもおすすめする。だから整理法に迷ったら試しにこの本を読んでほしい。

# この作者ほど『時系列式』を徹底するのは多少勇気がいるだろうが…。